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「四苦八苦」 [おくすりばこ]

2011年7/14(木)、父方の伯母(長兄の妻)が亡くなり、
7/16(土)にお通夜、7/17(日)に告別式がありました。
0718_6.jpg

それで、7/15(金)の父の寺施餓鬼と合わせて3日間、
浜松に通うことになりました。


浜松では、告別式の後、火葬場にて荼毘に付します。
その後、近親者が三日目の法要に出席します。

藤枝では、先に荼毘に付してから、告別式に臨みます。
そして、初七日の法要を営みます。

同じ県内でも、しきたりは違いますね。

この日、伯母の菩提寺の「おっさま」(浜松では和尚様のことをこう呼びます。)が
なさった法話は、「四苦八苦」についてでした。
四字熟語としての「四苦八苦」は馴染み深いですが、
いざ「意味は?」と訊かれれば、答えることができません。

「四苦八苦」の「四苦」とは…?
「生老病死」つまり
「生きること」「老いること」「病気になること」「死ぬこと」。
そして、さらに「四苦」あり、それらを足して、「八苦」になると。

そのひとつが「愛別離苦(あいべつりく)」。
「愛別離苦」というのは、「愛する者と別れなくてはならない苦しみ」。
「おっさま」は、伯母が亡くなったことにより、その家族たちに、
「愛する者と別れなくてはならない苦しみ」があることを話し、
それでも嘆いてばかりではいけない。
残された者は、「明るく」「楽しく」「正しく」
生きて行かなくてはならないと、話されました。

不意に、こういうことを意識することになり、
妙に腑に落ちて納得したというか、困ったことに泣けてきました。
伯母のためには、いいことなのですが、
従姉妹たちに「大丈夫?」と心配されればされるほど、
涙が止まらなくなって困りました。
ちょっと、格好悪いほどに…。
ぱらぽんは、小さい頃から泣き虫だったので、
姉兄や従姉妹たちには、見慣れていることだったかも…。
相変わらずね~♪と思われていたかもしれない…。

気になっていたので、家に帰ってから、残りの「三苦」を調べました。
怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会う苦しみ
求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られない苦しみ
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - あらゆる精神的な苦しみ
これに、先ほどの、
愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と別離する苦しみ
を足して、「八苦」になるそうです。

ああ、生きていくことは、まさに「四苦八苦」だなあ、
ここ数年のぱらぽんは、「四苦八苦」だったなあ~。
まだまだ、しばらくはかかるだろうなあ~。

ポイントは、「明るく」「楽しく」「正しく」生きること!
とりあえずは、努力しているような気もしますが、
なかなかね~。

そうそう、
「四苦」=4×9=36
「八苦」=8×9=72
36+72=108
って、偶然でしょうか?
除夜の鐘は「108」、煩悩の数だけ撞く、といいますものね。

まあ、ぱらぽん的には、実力をアップしていき、
その達成感で、喪失感を埋める、という作戦なのですが、
いかんせん「四苦」の「老」が立ちはだかりますのでね~。
何とか「朗」で応戦しちゃいましょうかね~。

はるの伯母さま、
ご冥福をお祈りいたします。
合掌
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コメント 2

チョビ

 ブログ読んで、つられてウルっとしてしまいました。
大変な中お姉さま達とお寄りいただき、ありがとう
ございました。
「明るく」「楽しく」「正しく」生きるは、
まるで、ぱらぽんさんそのものと、思いました。
 今回の展示を振り返り、随分いい出会いを
いただいているなあ。と私も泣けてきました。
年かなあ。すぐ涙が出てきます。
by チョビ (2011-07-19 14:47) 

ぱらぽん

チョビさん、泣かせてごめんね。
姉たちは、ぱらぽんに連れられて、あちこち出かけた結果、
いいお友達がいるようだから、大丈夫よね~などと、
話していたようです。
いつも、ぱらぽんを気に掛けてくださる皆さま、
いつも、ありがとうございます。

チョビさん、展示こそが生き方そのものだと思います。
いい年を重ねていらっしゃると思いますよ!
これからも、どうぞよろしく!!

by ぱらぽん (2011-07-19 21:13) 

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