「ポストポリオ症候群」のこと

昨夜、といっても１２／８の夜中に、ポストポリオと向き合いながら
歌い続ける山口久美子さんのドキュメンタリーが放映されました。

キーワードで、久美子さんの名前と、ポストポリオで検索すると、
「ごきげんぱらぽん」が上位に出てきます。
この病気に思い当たる方が、アクセスしてきているかもしれないので、
ポストポリオについて、私が分かっていることをお知らせしておきますね。
ただし、私は久美子さんコメントを、文章にしただけなので、
くわしいことや、１人１人違う症状等については、理解が十分ではありません。
もし、心当たりがある方は、下記の専門家にアクセスしてみてください。


ポストポリオ症候群（ポリオ後障害）をご存知ですか？

子どもの頃ポリオ（小児麻痺）に感染、手足に運動麻痺の後遺症を持ちながらも、
元気に日常生活を送っていたポリオ経験者が、４０～５０代になった頃に、
あらたに筋力の低下や筋肉の痩せ、筋肉・関節の痛み、手足のしびれや冷感、
腰痛、異常な疲れやすさなどの症状が出現するものです。

最近認められた病気で、現在まだ効果的な治療法はありません。
まずポストポリオを熟知した医師の診察を受け、
自分の症状に合った補装具やリハビリメニューを作ってもらうことが必要です。
適切な指導の元に無理のないリハビリをすることにより、
筋力低下や筋萎縮の進行を遅らせることができます。
　
　「ＢＧｒａＳ」というのはプロジェクトの愛称で、
「Beyond the Gray Sky」の頭文字を並べたもので「灰色の空を乗り越えよう」という意味です。
灰色とは患者の心の色、そして私達がポリオウィルスにより
侵されている前角細胞のある脊髄灰白質の色でもあります。
「灰色の気分にならず、適切なリハビリで元気になろう」という思いが込められています。

私もポリオ経験者で、長年体調不良の原因が何であるかが分からず、
ずいぶん回り道をして、ようやく「ポストポリオ症候群」という病気であることが分かりました。
その経験を活かし、少しでも多くの皆さんに「ポストポリオ症候群」についてよく知ってもらい、
患者同士励まし合っていきたいと思います。

全てのポリオ経験者が発症するわけではありませんが、心当たりのある方は、
下記の各地のポリオの会、または、
藤田保健衛生大学リハビリテーション部門プロジェクトへご相談ください。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山口久美子

ポリオの会のＨＰ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~polio/

ポリオ友の会東海のＨＰ
http://www.ne.jp/asahi/porio-tomonokai/tokai/

全国のポリオネットワーク
http://www.ne.jp/asahi/porio-tomonokai/tokai/sub4.htm

コメント 2

はじめまして。山内　晃と申します。
静岡で声楽を学んでおります。

１２／８日の番組を見て、「山口久美子（さん）」、「ポストポリオ」
で検索して、こちらのブログにたどりつきました。

僕はまだ声楽のレッスンを受けて４ヶ月くらいですが、
山口久美子さんの歌っている姿を見てすごく感動しました。

ポストポリオ症候群というのも初めてききました。
無知というのはこわいと思っております。
まずはポストポリオとはどんなものか知ることから
はじめたいと思います。
by 山内　晃 (2008-12-08 22:22) 

山内さま、初めまして。

やはりテレビの力は大きいのですね。
多くの方に知っていただくのには、ありがたいことで、
まずは、皆さんに理解してもらうことが大事です。
気にかけていただいて、書き込みもありがとうございました。

また久美子さん情報があるときは、
こちらでお知らせいたしますね。
これからもよろしくお願いいたします。

by ぱらぽん (2008-12-09 09:01)