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手探り半纏物語 [ぱらぽん縫物屋]

12/25(木)から作り始めた、息子の半纏製作の物語です。
いまいち不安ながらも、何とかまあ裁断と印付けをして、
和裁は本来、手縫いが原則かと思いますが、
この半纏は、独り暮らしの息子が使うものなので、
丈夫が第一!と考え、なるべくミシンで縫っちゃいました。

以下、綿を入れる過程です。
とはいっても、これはあくまでも手探りの記録なので、
作り方の説明とは考えないでくださいね。
一応、大妻コタカさん監修「新しい和裁全書」を参考にしています。

綿を入れる前。このように置きます。
12_28綿乗せ前.jpg

その上に、綿を置きます。
12_28綿乗せ.jpg
下は、すそ線より6㎝位下まで。
物差しが置いてあるところが、すそ線。
上は、前袖丈分をはみ出させておきます。

下に折り曲げてあった、裏身頃を上に伸ばし…。
12_28真綿乗せ.jpg
薄く伸ばした真綿を引きます。
真綿は、すぐにくっつきやすいので、身頃の布と綿をくっつける役目もあるらしい。

上から綿を下ろしてきて、前身頃と袖に乗せます。
12_28綿乗せ完了.jpg
さらに、脇から前身頃に綿を廻します。

ここからが、綿入れの妙技!
12_28半返し.jpg
下側になっていた、表地の前身頃を引き出してきて、綿をくるむ。
半分やったところ。

もう半分も同様に…。
12_28返し終わり.jpg
ひっくり返し終えたところ。

これに、衿をきちんとかがり付ければ…、できあがり!
12_28半纏完成.jpg

写真で見せると、あっという間のように見えますが、
これがなかなか、悪戦苦闘でございました。
細かい作業の説明は省略しています。

まあ、何とか袖が通るようになったので、いいことにしよう!
ここまでの全ての過程で、分からないことだらけ。
やっぱり、夢に出てくるお告げ方式は、実現ならず…、残念!
でも、この経験を踏まえて、来年は、ちょっと習います。
綿の入れ具合も、ぼこぼこで、へたくそですが、
この半纏、ちょ~~~~~、暖かいですよ♪
膝に掛けて、衿をくけているとき(縫っているとき)、
足がとってもほんわかしていました。

近ごろ息子が暮らす北海道は、ものすごく寒いらしい。
「お正月には帰れないようなので、代わりにあったかい物を送ります。
自分自身に負けないで、しっかりがんばるように!」
明日、荷物を出します♪
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コメント 4

小枝

凄い!ぱらぽんさん完成ですね!私も過去何着が縫っているのに、本を読んでの説明だけでは、綿入れに疑問だらけで・・・一体どうやって作ったのか・・・・???でしたが、少し思い出したようです。
息子さん喜ぶでしょうね!お正月に来ないならなおさらです。
きっとお母さんの気持ちが伝わりますね!

我が家の長男は今日帰省しましたが・・・さっそく友達と忘年会です。(笑)私も勉強の為に、息子たちに「半纏」作ろうかなと思いました。

by 小枝 (2008-12-28 23:33) 

ぱらぽん

小枝さんが思い出したら、鬼に金棒ですよ♪
小枝さんが半纏を作るところを、ぜひ見学したいです。
裁断と印付け、縫う順番、どこまで縫うか、など、疑問がいっぱいでした。
それから、やはり襟付けは難しかったです。
共布で掛け衿を付けたので、ちょっとごまかしましたが…。
来年は、ご指導よろしくお願いいたします。


by ぱらぽん (2008-12-29 07:32) 

お名前(必須)

本を読んでもよくわからなかった綿の入れ方が、やっとわかりました!
今は夏ですが、秋口にがんばって半天作ろうと思います。
とても参考になりました。
ありがとうございます。
by お名前(必須) (2016-07-02 09:30) 

ぱらぽん

お名前(必須)さん、
素人芸で恥ずかしいです。
和裁士だった母に、一族みんな作ってもらっていました。
なのでなくなってしまってから、まごたちが恋しがって…。
一念発起して作りましたが…。
ご参考になれば幸いです。
がんばってくださいね。

by ぱらぽん (2016-07-13 22:12) 

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