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三線おやじ、じゃあねっ!! [おくすりばこ]

今日は、8/31(日)、猛暑だった8月も今日で終わり。
8月は、お盆の月なので、8/1に迎え火を焚きました。
本来なら、お盆が終わった15日か16日に、
送り火を焚いて、霊を送るようですが、
ぱらぽんが岡山から帰ってきたのが、16日。
ちょうどそのころ、ちょっと体調を崩しちゃったのと、
それから後、おやじの友人の皆さんや、ぱらぽんの友だちも、
初盆のお見舞い(盆供)に来てくれる予定だったので、
盆提灯もそのままに、飾ってありました。

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とはいえ、今日で8月が終わるので、今夜送り火を焚くことは決めていました。
でもその前に、ご飯を炊いて、ぱらぽん流の供養膳を作りました。
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帰る前に、ちゃんとしたご飯を一緒に食べよう。

その後で、三線おやじが作ってくれた三線を弾いた。
2曲ほど。相変わらずへたくそですが、まあね。
さて、いよいよ送り火を焚きましょう!
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迎え火の時のように、ごうごうと燃えないように、
少しずつ松を足すようにした。

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なるべく長く燃えているように、ゆっくり燃した。

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炎が消えても、まだ赤々としていた。
最後の最後まで、燃やしたいと思って、うちわで扇ぐと、
細かい火の粉が、ふわりふわりと翔んだりする。
それはただの火の粉なのだけれど、何だかおやじがそれに乗って、
空に帰っていくような感じがして、
その火の粉が舞うところを、カメラに収めたい気がした。

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何枚も撮った中で、唯一撮れた火の粉の軌跡。
本当は、いくつもいくつも、翔んでいった。
どれも、空まで昇る前に、ふっと消えていったのだけれども…。

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最後の灯り。
それもいつかは、消えました。
そして、静かに…。


よく、「夜、1人で淋しくなったりしない?」と訊かれることがあります。
不思議なことに、それは淋しくないのです。
おやじは、入院したまま旅立って、そのとき、申し訳なかったのですが、
家には連れて帰らずに、そのまま式場に向かいました。
だから、亡くなってからしばらくも、まだ病院に入院しているような…、
家にいなくても、違和感がないような状態がつづいていました。
家の中で、亡くなったおやじの姿は見ていません。
家での最後の思い出は、苦しそうにしている日常。
だから、それが終わったことは、悲しいけれど、少しほっとすることでもありました。

昨晩、久しぶりに、病院の夢を見ました。
ぱらぽんは、かつての主治医と、おやじが毎日飲む薬のことを話していました。
この先生、三線おやじと好敵手と言えるくらい、口が悪い。
常に思ったことをずばずば言う人。
質問にはいつでも何でも答えてくれました。
でも、この主治医、数年前に亡くなっているのです。

そして、夢の中で、おやじがいない。
病院のあちこちを探しているのに、見つからない…。

その後、目が覚めたのだと思うけれど、
きっと、今日、空に帰っていくことを、ぱらぽんに知らせたのかなあ。
病院にももういないことも、分からせたかったのかもしれない。
空で、主治医と会えたら、楽しいだろうなあ。
きっと2人で、小難しい話をしていると思います。

まだまだ、充分ではないけれど、いろいろ、がんばってみています。
何だか、怪しそうなときは、何かのサインで教えてください!
じゃあねっ。
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コメント 6

かおり

送り火ひとつに想いがこめられていましたね。大切にされて旅立った人はきっと空から大事に想ってくれた人を守ってくれるのでしょう。
お盆はつい仕事の忙しさにかまけてまだ祖母のお墓に行っていませんが、時間を見つけてはお線香だけでもあげに行っています。
おかげで愛車は線香くさいのです。 お参りに行けなくても、お花を添えられなくても想うことはいつでもできます。
実家にも祖母の仏壇はありませんが、それぞれの子供たちが写真を置き、旬のものはまずそこへ、が実家の流儀。 静かないい送り火になりましたね。
by かおり (2010-09-01 09:27) 

ぱらぽん

かおりさん、お言葉ありがとうございます。
気に掛けていただいて、うれしいです。

どうしてもしきたりや流儀など、気になることがありますが、
要は残された者の心持ち。
想うことが何よりの供養になると、思います。
お線香を上げたり、手を合わせたりすることで、
落ち着いた気持ちがいただける、
結局は自分のためなんですよね。
時に、守られていると感じます。

かおりさんもお忙しいでしょう?
ご自愛くださいね。
by ぱらぽん (2010-09-01 13:09) 

キベッキー

体調を崩しながら、よく一人で丁寧に供養されましたね。
送り火が心のこもった美しい灯りに見えました。

「悲しいけれど、少しほっとすることでもありました。」の一行、どれ程にぱらぽんちゃんが尽くしぬいたことか!よく滲み出ていますね。
大変な春でしたが、こうして又夏におやじさんを優しく迎えて差し上げて、しかもおやじさんは少々長く居られて、さぞ喜んでいらしたことでしょう。
二人でワンセットのように寄り添っていらしたお姿が目に焼きついています。真の二人三脚だったのですね。
本当に困ったとき、おやじさんがきっと救って下さいますよ。
私にも経験があります。その話はいつか又。

おやじさんのコンサートは10月でしたか?
楽しみにしています。

今頃のコメントでごめんなさいね。
by キベッキー (2010-09-07 02:37) 

ぱらぽん

キベッキーさん、とんでもない!?
いつも慰めと励ましを、ありがとうございます。

「ブロンコ・バーボンズ」の蔵コンは11/20(土)です。
お時間がありましたら、よろしくお願いいたします。
by ぱらぽん (2010-09-09 15:14) 

デトロイトから河島です

ぱらぽんさん、

遠くにいますけど、私も青陰さんのこと、忘れていませんよ。
ひとりでギターを弾くたびに、青陰さんのドラムが側にあればいいなと思います。最後に一緒に演奏してからもう30年以上たつのにね。
by デトロイトから河島です (2010-10-03 14:31) 

ぱらぽん

遥か、デトロイトから、河島さんありがとうございます。
折り目折り目に、心温まるメッセージを!感謝です。
河島さんがギターを弾くたびに、主人は、
きっとそばにいると思います。
来月、11/20(土)に主人のカントリーバンドの
コンサートが行われます。
その時、主人のドラムの音源を使って、2曲ほど、
演奏してもらえそうです。
その模様を記録してもらうつもりなので、
うまくできたら、DVDをお送りいたします!ねっ。
by ぱらぽん (2010-10-03 23:00) 

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