街路樹のこと♪

まずはこちらをご覧ください。　



うちの近くの街路樹。
確か「唐楓（トウカエデ）」というのではないかと思います。
毎年秋になると、その葉が緑からだんだん赤みを帯びて、
そのうち真っ赤になり、その後で、見事に散っていきます。
その葉がすっかり落ちる頃、街は寒い冬になります。
この木の有り様が、秋から冬への時を知らせる時計のようで、
この季節には、ぱらぽんはこの通りを車で走るのがうれしくなるのでした。

ところが…。
こちらをご覧ください。

これは、１１／４、今から１０日ほど前の写真です。

何が起こっているか、分かりますか？
業者さんが何人かで来て、
まだ、紅葉しきっていない、緑の葉がいっぱい付いた枝を、
チェーンソーでばさばさ切って、トラックに積んで運んでいきました。
この写真は、左側のラインの作業が終わったところです。
午後には、右側にも伐採が進み、
数日後には、丸坊主になってしまいました。

確かに、この通り沿いにお住まいのお宅には、
毎日毎日、たくさんの枯葉が舞い込んで、
それをおそうじするのがとても大変そうでした。
でも、その紅葉がとても美しく、
その枯葉を掃き集めている、住民の皆さんの姿も美しい！
と思っていましたので、そのどちらも見られない今年の秋は、
何か物足りない感じがします。
枝に付いた葉は、こぼれにくいので、
枝を片づければ、一緒に捨てられるのでしょうが、
何だか、効率ばかり優先しているようで、
何か大事なことを忘れているような、そんな気がするのです。
枯葉も大事な自然の恵みですのにね。

皆さんが好きな秋の風景ってどんなですか？